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関

岐阜県関市

岐阜県関市は、約800年にわたって刃物を作り続けてきた産地です。鎌倉時代に大和国(現在の奈良県) から移り住んだ刀鍛冶がこの地で作刀を始めたのがきっかけとされ、室町時代には京都と並び称される 刀剣の一大産地に成長しました。江戸時代に入って太平の世が続き刀剣の需要が減ると、関の刀鍛冶の多くは 「野鍛冶」となり、包丁や農具など日用の刃物作りへと転じていきました。

現在の関は、ドイツのゾーリンゲン、英国のシェフィールドと並んで世界三大刃物産地のひとつに 数えられます。市内とその周辺には刃物関連の事業者が約300社あり、日本の刃物輸出のおよそ半分を 関が占めているとされます。生産の中心は、牛刀・三徳包丁・ペティナイフなど輸出向けの機械化された 両刃の洋式包丁で、はさみ・カミソリ・折りたたみナイフなども手がけます。手鍛造や片刃包丁を中心と する堺との対比でよく語られる産地であり、「関の刃物」は特許庁の地域団体商標にも登録されています。

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