ダマスカス(墨流し)
すみながし
刃の外側に現れる木目状の模様です。何層もの鋼を鍛接して作る装飾で、切れ味そのものには影響しません。
現代の和包丁における「ダマスカス」(日本語では墨流し)は、三枚 構造の刃の外側の鋼材に現れる、流れるような木目状の模様を指します。何十層、何百層もの鋼を 折り重ねて鍛接し、酸で表面を処理することでこのコントラストを浮かび上がらせます。
これは純粋に装飾で、模様が現れるのは切れ味を担う芯材ではなく外側の柔らかい層のため、 切れ味や持続力には一切影響しません。ダマスカス模様の包丁と同じ芯材・同じ研ぎ方の無地の 包丁は、まったく同じように切れます。ダマスカス版を選ぶ理由は、見た目とその鍛造の手間に 対する対価ということになります。